歌川広重/太田記念美術館

久しぶりに姪とお昼をいっしょに食べた。竹下通りで買い物をするという用事を先に済ませてくるあたり、それなりに成長しているということらしい(私の用事後回しか、と妹はブーたれていたけど)。

姪を見送ってから次の用事まで時間があったので、おじさんの方は没後160年という広重を浮世絵を眺めに太田記念美術館に寄り道してみた。

風景画、花鳥画美人画、戯画と、広重の仕事を総覧できる構成がとても楽しい。東海道五拾三次の「日本橋」の図様を変更して新しく版を起こしたという変わり図というのがあったりして、こういうこともやっていたのかと感心した。個人的には、画面をコマ割りして複数の場面を1枚で見せる「張交絵」というのがとても興味深かった。私がこれまできちんと認識していなかっただけなのだろうけれど、広重、国貞、国芳の三人による合筆なんかもあったりする。人気の絵師を取り揃えてございます、という版元の声が聞こえてくるよう。

浮世絵の世界がけっこう好きな私である。

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お薬変更

本日の行動記録。

この季節になると私を悩ませる首の痛み。医者に処方してもらった薬を飲むこと1か月になるのだけれど、異常気象に連動するようにちっとも状況が変わらない。台風シーズンが終わるのが待ち遠しいが、まだまだ続きそうな雰囲気にわりとうんざりしていたりする。

というわけで、薬をさらに強力なものに変更することになった。これまでの薬もそこそこパワーのあるものだったんだけどな。やれやれ。

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『悪人正機』

吉本隆明の本(というか、糸井重里との対話の記録)を読んでいた。底が深い興味深い内容で、いろいろ考えながら読み進んだ。背伸びしないで「自己評価よりも下のことをするのがよい」というのがとても印象に残った。そのとおりだな。

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この本とは直接関係ないけれども、テレビで放映されていた「聲の形」という映画を観た。もうそんなに若くはない私だが、いろいろ感じることがあったり、幼いころを思い出してみたり、この本と同期するところを見つけてみたり。

ColleCard「IT25・50」

こういうのがあるんですよ、と教えてもらったITの歴史を体系的に学ぶカードゲーム。IT関連の著名人がたくさん出てくるわけだけど、ざっとめくってみると私の成績は80点くらいっぽい。

この人がいる/いないで紛糾しそうな気もするが、それも含めて楽しみましょうという感じ。このゲームの攻略本も必要かも。と、本末転倒になってしまうかもしれないが。

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ミナトリエ/東京臨海部広報展示室

未来館からテレコムセンターの駅に向かう道すがら友人たちと立ち寄ってみたミナトリエ。何度か前を通っているわけだけど、まったく認知していなかったところ。

テレコムセンター駅前のビルの20階にあるこの展示室、穴場かもしれない。東京港に停泊する大型船舶やらガントリークレーンやら羽田空港に着陸する航空機やら、わくわく感満載の風景が眼下に広がる。2台ある双眼鏡(無料!)でコンテナの荷下ろしや羽田空港の様子を見てもいいし、東京港の船舶情報がリアルに把握できるのもとても楽しい。

私たちが訪れたときには、運良くイタリアのコンテナ船の出航が眺められたりして、私はしばらくその様子に見とれてしまった。タグボートのなんてカッコいいことか。

何度でも行きたい素敵なところなのだった。

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デザインあ/日本科学未来館

本日のメインイベントは日本科学未来館の「デザインあ」。六本木で開催された初回の展示がとても好きだったので、また行ってみようと思った次第。

といっても、夏休みも後半に突入した土曜日の午後はものすこい人出になっていた。人気があるのはよいことなんだけれど、もっとのんびりぼんやり歩いてみたかった。

今回も番組のコンセプトそのままの構成で、テレビとは異なる見え方がするのがとても楽しい。私的にはコーネリアスの音楽にのせて四方に映される映像が印象に残ったのだった。あとは、「時間」の概念の部屋がよかった。

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知らないうちにコーネリアスのアルバムが3枚になっていたので、2枚目と3枚目を入手してみた。コーネリアスのサウンドなしにこの番組は考えられない私である。

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マジック・ランタン/東京都写真美術館

午後に友人と出かける用事があったので、午前中は恵比寿ガーデンプレイス東京都写真美術館に立ち寄ってみた。日比谷線掲示されていて気になっていたのだった。

マジック・ランタンって、要はスライド映写機なわけだけど、その起源は17世紀に遡るとか。なんか昔の機械のデザインはともかく素敵。ガラス板に描かれているストーリーも個性があってとても面白かった。制限の範囲でさまざまな仕掛けが組み込まれていたりして、想像力豊かな感じもいい感じ。

日本には2回伝わったのだそうで、『往生要集』などをスライドを使って披露していたそうである。紙芝居の記憶がかすかに残る程度の私だが、マジック・ランタン(幻燈機)を使われていたら鮮明な記憶が残ったかも知れない。

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東京都写真美術館に足を運んだのは初めてだったりするのだけど、バリエーション豊富な企画展が展開されている。次の機会はもう少しのんびりしてみようと思ってみた。

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