ルーブル美術館展 肖像芸術/国立新美術館

昼間の用事にちょっと疲れたので、気分転換に国立新美術館に寄ってみた。東京都美術館に行こうかと思ったのだけど閉館時間が早くて断念(金曜日だけではなくて、土曜日も少し遅くしてくれたらいいのに)。 ルーブル美術館は半日ずつ4日をかけて入れる部屋を…

『いとしの印刷ボーイズ』

Web連載「今日も下版はできません!」を一冊にまとめた本。この本は電子版で読んではいけない。身近な世界の業界あるある話を楽しく読んだ(当事者として笑えない経験がないとはいえないのだけど)。 これまでの常識が通じないことも多い昨今、読んでおいた…

『マルコヴァルドさんの四季』

課題図書に指定されたイタロ・カルヴィーノの本にちょっと行き詰まったので、同じ作者の少年向けのタイトルを読んでみた。現代イタリア文学って読んだことがなかったし、その世界観の入門としてはよい作品かもしれない。ウイットに富んだストーリー展開で、…

『ハリネズミの願い』

書店をふらついている探しているときに出合った本(残念ながら探している本はなかったのだけれど)。 ハリネズミというと社会人になりたての頃に何度か行った神楽坂の灰皿を思い出す(灰皿目当てに行ったこともあったような)。イラストに描くとハリネズミは…

ターナー 風景の詩/損保ジャパン日本興亜美術館

ターナーの風景画を眺めてきた。 ターナーの作品は何度か観ているのだけど、比較的大きな作品が多かった気がする。今回の展示は比較的小品が中心で、書籍の挿入画、ヴィニェットの精細な描写を堪能した。エッチングとの違いを知らなかったのだけれど、それ以…

『新解さんの謎』

もちろん読んでいるよねと言われたのだけど、読んでいなかった本。言われてみると、赤瀬川源平の本はこれまで手に取ったことがなかったかもしれない。 私のスマホにはいくつか辞書が入っていて、『新明解国語辞典』もそのひとつだったりする。ふと疑問を持っ…

『月世界へ行く』

「コズミックフロント」で取り上げられていてとても興味を持ったので読んでみた(だいぶ時差があるけど)。ジュール・ヴェルヌは『海底二万海里』に夢中になったんだけれど、『月世界へ行く』は読んでいなかったこともある。 私はもう夢中になってしまった。…

大橋ジャンクション

会社の一大イベントが無事終わって、今日はお休み。外出の用事を終えて次の目的地まで少し余裕がかるなと思ったら目の前に大橋ジャンクションがあった。 というわけで、ちょっと立ち寄ってみた。中は何度も走行しているが、外側を歩いてみたことがなかったか…

東京理科大学 近代科学資料館

かねてより来てみたかった理科大の博物館にようやく足を踏み入れてみた。算盤から手回し計算機、パラメトリックコンピュータ、最近のPCなど、まあお宝の山である。NeXT Cubeが置いてあったりして、やっぱりそうだよねーな雰囲気。電源を入れてくれませんか?…

チャペック兄弟と子どもの世界/松濤美術館

チェコのチャペックの展覧会があるというので、ロボットにも興味がある私は松濤美術館に行ってみた。まったく不勉強で、チャペック兄弟で有名だったとは知らなかったし、児童書を出していたこともよく知らなかった。情けない。 プラハの雰囲気を思い出しなが…

『原発の教科書』

関心を持ち続けることが大事だと思っているので、ゆっくり読んでみた。単純ではない問題。自分の意見を自分の言葉で話せるように追いかけていこうと考えていたりする。

『ドレの神曲』

フィレンツェに旅行に行くことになったときに予習しようと思って買っておいた本。と、それはもう1年近く前の話。まあ、フィレンツェの街並みを思い出しながらつらつら読んでいた。 原書を読みこなす自信はまったくないので、ドレの版画を眺めながら抄訳でそ…

『陸と海と』『現代議会主義の精神史的状況』

自ら手に取ることがまずない本を読んでみる、というコンセプトが確立されつつある読書会のお題になっている本を読んでみた。訳者解説は、憲法学者であるカール・シュミットを「デモクラシーにとって『危険な思想家』」と紹介している。 『現代議会主義の精神…

『幽霊塔』

姪と本を買いに行ったときに見つけて買っておいた本。石坂浩二の金田一さんとか天知茂の明智君にはまっていた頃を思い出しながら楽しく読んだ。 「カリオストロの城」の種になったお話だとか。なるほど。宮崎駿の口絵のおかげでビジュアルのイメージがとても…

『ツバキ文具店』

ずいぶん前にドラマを観て、小川糸の原作であることを知り買っておいた本。内容をよく覚えていて、脚色でそう変えていたんだというのがよくわかった。ドラマもよかったけど、原作もとても素敵なお話。マニアではないが、文具好きで、そこそここだわってモノ…

『ヒトごろし』

京極夏彦をもう1冊読んでみた。馬鹿みたいな厚さだけど、一気読みさせてくれるくらいの筆の力はある。というか、とりあえず一気に読み続けるだけの気力がまだ私に残っていたことに我ながら驚いた。 捻くれているところがいかにも京極らしいお話。三谷版新選…

サヴィニャック/練馬区立美術館

今日もお休みの金曜日。お天気がよくないし家でぼんやりにしようかと思ったけれど、まあ出かけてみようと練馬区立美術館のポスターの展覧会に足を運んでみた。 レイモン・サヴィニャックというフランスを代表するポスター作家だそうで。作品を眺めたいると、…

『虚談』

しばらくごぶさただったのだけれど、書店で出合ってしまったので久しぶりに京極夏彦を読んでみた。 相変わらずの京極節を堪能しながら楽しく読んだ。ここにいる私は現実か夢か。私もときどき混乱していたりする。

プラド美術館展/国立西洋美術館

お休みをいただいたので国立西洋美術館の「プラド展」に足を運んでみた。ダン・ブラウンの『オリジン』を読んだこともあって、私的にスペインブームがきていることもある。 ベラスケスを目玉に据えたこの展覧会、サイズの大きな作品が多くて見応えは十分。個…

『オリジン』

ダン・ブラウンの新作をさっそく読んでみた。 この作家の話で舞台となる場所にすでに行ったことがあったのは初めてかもしれない。バルセロナの雰囲気を思い出しながら楽しく読んだ。テクニウムが出てくるあたり、ダン・ブラウンの旺盛な好奇心がよくわかる。…

至上の印象派展/国立新美術館

友人たちと国立新美術館にビュールレ・コレクションを眺めに行ってきた。先日の旅行の土産を手渡すという重要なミッションがあったのだけれど、寝ぼけていた私はそれを家に置き忘れていたことを途中で気がつくボケっぷりを見事に発揮した。やれやれ。 印象派…

『本好きの下克上』

ちょっと気分転換に読んでいた。本好きだし。 本を読みたい、司書になりたいということを主題にしたいわゆるライトノベルのジャンルに分類されるお話。本を軸に歴史を辿っていくというなかなか野心的な内容でもある。なるほど、そこはそう切り取るのかという…

パリジェンヌ展/世田谷美術館

「日曜美術館」で紹介されていたパリジェンヌを観に世田谷美に足を運んでみた。マルキ・ド・サドなんかを読んでいたので、ちょっと背徳的な気分になってみたり。 パリジェンヌがどういう女性なのかよくわかる素敵な展覧会。油絵もいいんだけど、当時のファッ…

『悪徳の栄え』『金閣寺』

参加している読書会で三島由紀夫がお題になったので、関連図書としてこれらも読んでいた。 三島の『金閣寺』はずいぶん昔に読んだと思うのだけど、そうそうこんな感じだったとフラッシュバックした。いっしょに読んでいた本が強烈だったので、少し印象が薄く…

平野甲賀と晶文社展/ggg

目先の仕事が一段落した(はず)なので、会社を早めに出てギンザ・グラフィック・ギャラリーに寄ってみた。平野甲賀さんのデザインを間近に見られてちょっとうれしかった。 手直しして和紙に刷り出したという作品群がとても素敵。私の棚にある晶文社の本も何…

『君たちはどう生きるか』

書店のベストは全部読むくらいの気概を見せよ、という学生時代の講師の言葉を思い出して今さらながらだけど読んでみた。 昨今のご時世を反映して流行っているという解説を何度か見聞きしているのだけれど、なるほどね、という感じ。それなりに「いじめられっ…

『新 物理の散歩道 第1集』

ひょんなことから教えてもらった「ロゲルギスト」。「ロゴス」(真理)と「エルゴン」(エネルギー)を組み合わせた学問名を「ロゲルギーク」と呼び(造語だそうで)、それを研究する人が「ロゲルギスト」だとか。ベストセラーのシリーズだそうだが、私は初…

仁和寺と御室派のみほとけ/東京国立博物館

昼間それなりに集中して少し早めに会社を出て、国博に見仏に行ってきた。金曜日の夜は21時まで開館なのがありがたい。始まったばかりで人が少なかったのもありがたいありがたい。 まったくもって勉強不足で「御室派」についてほとんど知らなくて情けないかぎ…

『広辞苑をつくるひと』

『広辞苑 第七版』のおまけ。三浦しをんは取材を存分に楽しんたのだろうというのが伝わってくる。 仕事ではリュウミンを使っていたりするのだけれど、秀英体も悪くないなと思った(横組だと雰囲気が変わるのだろうけれど)。パラパラめくった印象では、第七…

『サド侯爵の生涯』

読書会の課題図書の続きで久しぶりに澁澤龍彦をよんでみた。波乱万丈というかなんとも不思議な人生を歩んだ人だったというのはよくわかった。 教科書的な表層的な事実とか、アニメなどで解釈された知識しか持ち合わせていない私、フランス革命のことをあまり…