- 作者: 中沢新一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/06/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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同僚が持っていたのをみて,やっぱり読んでみようと購入した本。それなりに散歩しているつもりだったけど,東京の街をぜんぜん歩いていないことを実感する。自分が無意識に乾いたところに頓着していることも改めて知った。
私が通っていた千葉県の高校は,国府の跡地とか縄文時代の遺跡などがあちこちにあるところだった。博物館の見晴台で部活のトレーニングしていたとき,縄文時代はここは海岸線で,高校のあるあの一帯は海の底だったのだと妄想していたことを思い出す。東京の街をそんなふうに見たことがなかったのだけど,そういう観点でみるとこんな考察ができるものかと感心する。
東京は巨大な街だ,って今年旅先のメキシコで話をしたオーストリア人のおじいさんが言っていた。散歩するにはちょっと広すぎる気もするが,あちこちふらふらし直してもよいかもしれない。