<b>月の石と彗星のちり</b>

 ぼけっとしていると引きこもりそうだったので,東京大学総合研究博物館に足を運ぶ。目的は,月の石と彗星のちり。

 アポロからはやぶさまで,NASAJAXAのこれまでの探査の成果が展示されている。
 月の石は,子供のころに船の科学館に見にいったことがある。といっても,あのときには長時間並んだうえに,三角錐の樹脂に埋め込まれたものをちら見した程度の記憶しかない。今日は,アポロ17号で月に降りたジャック・シュミットが持ち帰ったという月の石をじっくり拝見する。四方八方から眺めようと裏側をのぞこうとしたら,SECOMの警備ロボットに叱られた……。
 サンプルリターンに成功したビルト第二彗星のちりが公開されているけど,まさにちり。拡大された画像がなければ確認もできない。これが宇宙空間にあったのかと思うと感慨深い。
 はやぶさが観測したイトカワの立体映像とか,3台のプロジェクターで大きく表示され,トラックボールで俯瞰できるMars Roverの映像も興味深いものだった。
 展示の数はそんなに多くはないけれど,その内容は充実したもの。すごいなぁと一人で盛り上がっていたのだった。



 さて,久しぶりの連休はおしまい。建て直しが必要だけど,そううまくいくかしら……。