<b>Barcelona散歩:5日目</b>

 バルセロナ5日目。ふらふらできる最終日。
 といっても,あちこち歩き回ったし,街のルールもなんとなくわかってきた。見ておけばよいものがまだいくつもあるんだろうけど(ビーチとか……),足やら腰やらにちょっときている気もする(歳だなぁ……)。
 というわけで,今日はピカソ美術館でゆっくりして,買い物をちょっとして……,に決める。
 が,のんびりしすぎた。開館からそんなに時間がたっていないのに,チケット売り場は人の列。加えて,修学旅行っぽい団体さまもずらーり。赤ん坊の泣き声とか,警備員にしかられる学生さんたちの群れとか,とてもじっくり眺めるという雰囲気ではない。失敗。
 人の多さにかなりうんざりして,ざざっと歩いて,ちょっと気に入ったものを少しゆっくり観て早々に撤退を決めた。団体がうざいのは世界共通だ(帰りの地下鉄で,フランス人の学生たちに声まで掛けられた。フランス語だからまったくわからなかったけど,「こいつ日本から来たんだってよ」「うっそ。東京,東京?」みたいなことを言っていた気がする。愛想良くしたいと思っても,取り囲まれたら身構えるじゃないか)。
 早めの(といっても午後1時30分をすぎていたけど)ランチをして,ちょっと買い物をして今日はおしまい。



 カタルーニャの人たちは犬が友達だそうである。通りを歩いていたり,公園に行ったりすると,必ず犬の散歩をしている人と出会う。ちょっとうらやましい。
 旧市街を歩いているときに,ご主人の帰りを律儀に待っているわんこの写真を思わず撮る。顔を上げたら,向かいのお店のおばちゃんが満面の笑顔で私を見ていた。
 こちらの人は穏やかな人が多い。いい感じ。



 休暇もここまで。
 明日の飛行機がちょっと微妙な時間だけれど,本でも読んでればいいや(本の選択に失敗した気もする。帰る前に読み終わっちゃうかも。そんときは,ぼんやりしているということで)。