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 <b>茨城札所巡り</b>

 友人に追い越されちゃったのがちょっと悔しかったので、茨城に週末集印散歩に出かけてきた。
 今回は坂東三十三ヶ所の21番札所、22番札所をめざす。お天気がいまいちなのが先日と同じだったのがちょっと気がかりだった。
 とりあえず、21番札所である日輪寺までひたすら走る。東北道と常磐道のどちらを選択しようかちょっと悩んだけど、素直に常磐道、那珂ICからアプローチすることにした。ある程度わかっていたわけだけど、奥久慈の山奥にある日輪寺はインターからが遠い遠い。加えて、観光だか地元の車だかでちょっと渋滞気味。さらに、時おり雨が落ちてくる。なかなか厳しい状況だなーと思いながらも、のんびりドライブときめこんだ(私にしては珍しく(私時間の)早朝に家を出たのでなんとかなるさと高をくくっていた)。
 最短距離の県道が通行止めだったので、登山道にもなっているという山門から入山した。狭いうえに落ち葉で路肩の判別が難しく、そのうえけっこうすれ違う車が来たりして、運転技術の向上には最適な(?)山道であった。山頂付近の景観がすばらしかった。
 なんだかんだと日輪寺についたのは午後2時近かったろうか。小さなお寺。私よりもあとから来た人はさっさとお参りをすませて、早々に退散していた。私はといえば、ちょっとふらふら、納経の順番を待つあいだ本堂でぼんやりと、まぁ相変わらずのマイペースであった。ここのご住職は人当たりの良い穏やかな人。寒くなりましたね。冬はどうなんですか。雪が積もったときはどうしてるんですか。そうですか、例年紅葉はもっとすごいんですか。といった感じの話を少しした。こういう時間をもてるのが、集印散歩のいいところだ。
 登ってきた狭い山道をゆっくり降りたところで、気がつけばいい時間。次の22番札所は近くだし、まぁ袋田の滝にでも引っかかっていけばいいだろう。なんか近所に別のお寺さんもあるみたいだし、そっちにも寄ってみようかな、と考えていたんだけど、私は何かを考えていた。21番札所から22番札所までの距離は50km以上ある。もう冬だし、閉門されちゃうとやばいなと電話で時間を確認してもらったら、4時30分までは開けているという。
 そっか、なら滝に行ってもいいかな。などと余計なことを考え、けっきょく袋田の滝に寄ってみた。その存在は知っていたけど、あんなに迫力のある滝だとは知らなかった。外人さんに声をかけられて写真をとってあげたり。
 車に戻ったのは1時間後。22番札所までの距離を考えると時間的にけっこう厳しい。しかも、途中で渋滞チックなのろのろ感。
 やばいなー。と、若干切羽詰まった私は、地図を見てショートカットを試みた。日輪寺への山道のような地元の道路をかなり集中して(かつ安全に)車を走らせる(うーん。いつぞやも同じことをやったな)。
 22番札所佐竹寺についたのは、閉門の1分前って感じ。この時期、日が暮れてしまっていて、私は寄り道したことをかなり後悔した。
 呼び鈴を押しても返事がなかったので、これは再来かなと腹をくくったんだけど、幸いにも受け付けていただいた。扉を開けはなっていたので、猫が出て行かなかったかと聞かれる。はい。2匹ほど。なんて、能天気に答えたら、お叱りを受けた。子猫じゃなかったならいいんだけどと許していただいたけど。閉門直前(直後)にのこのこやってきてこのありさま。本当にごめんなさい。
 といっても、受け付けていただいたおばあさまはとっても優しい人だった。84歳なんだよ。でも、筆の筋がいいってみんなに褒められるんだ……。はい。素晴らしいです。どうぞいつまでもお元気で。
 佐竹寺は重要文化財にもなっている本堂、山門があるのだけど、暗くなってしまって本当に残念。機会があれば、昼間ゆっくりお参りさせていただこうかと。
 出発から自宅に戻るまでの走行距離は450kmあまり。よく走りました。
 坂東三十三観音も残り1か所。年内にコンプリートするというのが気持ちよいかもしれない。