家でぼんやりできない私、国立科学博物館の「古代アンデス文明展」に足を運んでみた。
カラル、チャビン、モチェ、そしてインカという感じでペルーのお宝がやってきていた。といっても、来場者の数が多すぎであまりゆっくりできなかったのが残念。帰り道に「写真に夢中になって滞る人がうざい」という声を聞いたのだけれど、まったく同感。特別展は撮影禁止でいいのではないか。
私が唯一じっくり眺めていたのは、キープ、情報伝達に使われたという複雑な結び目のある紐だったり。これを解読した人がいるというから驚きである。図録で復習すると、微妙な色合いがいまひとつわからないのだけれど、実物は何色かの色が使い分けられているのがよくわかる。以前見たこともあるのだけれど、サイズを改めて認識すると、その複雑さが際立つような。
相変わらず天然な私は閉館時間を勘違いしていて、もうひとつの目的だった「南方熊楠」は駆け足になってしまった。ま、こちらはまたゆっくり眺めに来ることにしよう。小冊子はきちんと入手しておいた。
閉館時間まで微妙になったので、常設のフーコーの振り子とETL-Mark IIなどをざっと確認して締めた。上野公園のお散歩はいつも楽しい。