『新 物理の散歩道 第1集』

ひょんなことから教えてもらった「ロゲルギスト」。「ロゴス」(真理)と「エルゴン」(エネルギー)を組み合わせた学問名を「ロゲルギーク」と呼び(造語だそうで)、それを研究する人が「ロゲルギスト」だとか。ベストセラーのシリーズだそうだが、私は初めて聞いた言葉。まあ、古典といえば古典なのだろうけれど、自分の教養のなさを思い知る。

ノーバート・ウィーナーの『サイバネティクス』に対抗するのが、知性あふれるロゲルギストたちの当初の目的だったというのだから面白い。

私が読み始めたのは、ロゲルギストのセカンドシーズンに当たるもの。「科学者の立場での随筆」とあるが、とてもとても興味深い内容ばかりだったりする。いま読んでもなるほど、という素朴な疑問が見事に解説されていたりする。

ウィットに富んだ先生たち。素敵である。

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あとで思い出しやすいように目次をあげておく。

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解説に「人々の科学への飢えを癒した」とある。私はずっとそうかも知れない。