プラド美術館展/国立西洋美術館

お休みをいただいたので国立西洋美術館の「プラド展」に足を運んでみた。ダン・ブラウンの『オリジン』を読んだこともあって、私的にスペインブームがきていることもある。

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ベラスケスを目玉に据えたこの展覧会、サイズの大きな作品が多くて見応えは十分。個人的に好きだなと感じた作品がルーベンスだったりして、自分の好みはずいぶんとわかりやすい。「アンドロメダを救うペルセウス」がとても素敵だった。ジュゼペ・デ・リーラの「女の戦い」の緊張感あふれる構図と表情からも目が離せなくなった。

宮廷画家たちによる肖像画もたくさんあったのだけれど、この中にメーテルがかけられていても私はそのまま観ていくだろうなとか感じてみたりした。

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企画展の後はいつものように常設展示に足を伸ばして毎度お馴染みのお気に入りたちをぼんやり眺めた。モネの新展示なんかがあって、それはそれでじっくり拝見。さすがに人が少なくてありがたいかぎりなのだった。

版画素描展示室の「マーグ画廊と20世紀の画家たち」がとてもよくて、カンディンスキーなどが好きな人にはいい感じなのではないかと思う。私もデザインのよい勉強ができた雰囲気。もう1回観に行ってもいいかもしれない。

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お花見の準備なども進む上野公園だったりして、とてもよいタイミングで行けたかも。