『いとしの印刷ボーイズ』

Web連載「今日も下版はできません!」を一冊にまとめた本。この本は電子版で読んではいけない。身近な世界の業界あるある話を楽しく読んだ(当事者として笑えない経験がないとはいえないのだけど)。

これまでの常識が通じないことも多い昨今、読んでおいたほうがよい人は多そうな雰囲気。ずいぶん昔になるけれど、進行の改善を目的として印刷現場の見学に行ったとき、思っている以上にアナログなのだということを理解してもらったことがあった。共通言語をもつというのはとても大切。傍注の用語解説はとても役に立つと思う(私ならルビを入れるというのがいくつかあったけど)。

とりあえず、この本を私が手にとっているということは、無事下版できたってこと。よかったよかった。

f:id:cassini:20180616012804j:image