歌川広重/太田記念美術館

久しぶりに姪とお昼をいっしょに食べた。竹下通りで買い物をするという用事を先に済ませてくるあたり、それなりに成長しているということらしい(私の用事後回しか、と妹はブーたれていたけど)。

姪を見送ってから次の用事まで時間があったので、おじさんの方は没後160年という広重を浮世絵を眺めに太田記念美術館に寄り道してみた。

風景画、花鳥画美人画、戯画と、広重の仕事を総覧できる構成がとても楽しい。東海道五拾三次の「日本橋」の図様を変更して新しく版を起こしたという変わり図というのがあったりして、こういうこともやっていたのかと感心した。個人的には、画面をコマ割りして複数の場面を1枚で見せる「張交絵」というのがとても興味深かった。私がこれまできちんと認識していなかっただけなのだろうけれど、広重、国貞、国芳の三人による合筆なんかもあったりする。人気の絵師を取り揃えてございます、という版元の声が聞こえてくるよう。

浮世絵の世界がけっこう好きな私である。

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