京都・醍醐寺 真言密教の宇宙/サントリー美術館

出かける用事があったので、六本木のサントリー美術館に立ち寄ってみた。

西国お寺巡りのおりに醍醐寺にも行ったことがあるけれど、時間の都合であまりゆっくりできなかった。奥の院まで行くという課題もクリアできていないまま。醍醐寺の歴史に触れられてよかった。伝統あるお寺の展示だけあって、人出も多かったけれど。

見仏を楽しんだり、曼荼羅の世界観を思い出してみたり、人混みにまみれながらも文書の解読に挑戦してみたりと、私的にはとても充実した内容だった。

まじまじ眺めたのが、足利尊氏の手による文書。私の個人的な印象とはいえ、似たような雰囲気をもつ字を書く人って優秀な人が多いんだよなという感想をもった。図録で見直してみたけれど、写真ではあの雰囲気を感じるのは難しい。やっぱり実物を見てみないと本質はわからない。平家納経を見たときにも同じような感想もったなということを思い出してみたり。

見仏は楽しい。

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