『人類、宇宙に住む』

ミチオ・カクの新刊を読んでいた。原著のタイトルThe Future Of Humanity: Terraforming Mars, Interstellar Travel, Immorality and Our Destiny Beyond Earthを『人類、宇宙に住む: 実現への3つのステップ』としたのはいろいろ苦労があったのだろうな。

著者とタイトルに惹かれて読んだわけだけれど、現人類の未来に関する壮大なお話を楽しく読んだ。著者の知識量とそれをわかりやすく解説してくれる力には憧れしか抱かない感じ。

私が宇宙とかテクノロジーに興味をもつきっかけになったのはNASAボイジャー計画だったりする。木星土星の写真をスクラップして何度も眺めたものだ。まあ、単なる科学好きなおっさんには、宇宙理論とか、キーワードを追いかけるくらいが精いっぱい。

この本を読んで確認したことは、私は大山トチローになりたい、アルカディア号の心になって冒険に出かけてみたいのだということだった。まあ、脳の機械化が可能になったとき、そこにいるのは“私”なのか、という根源的な疑問に答えは与えてくれなかったわけだけど。

カクさんの本は素敵。私は大好き。

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