<b>エラー本</b>

昨年作った本の増刷が決定し,奥付の修正だけでちゃちゃっと印刷所に回そうとしていたら,ページの一部が印刷されていなかった……。かなりパニックになって倉庫においてある本を検品したが,どうやら手元の1冊だけがたまたまエラーになっていたらしい。
落ち着いて,じっくり見直してみると,折の1つの裏が印刷されていなかったことが判明。
最近の印刷機は,一面がされていないという事故に対処するためのセンサーがついているという。といっても,紙が重なってしまうとか,事故が起こることはあり,そういう場合には人手でチェックがかかるとか。
手元にあったのは,それらのチェックを潜り抜けてきたレアなエラー本だったことになる。この本は保存版となることが決定した。
乱丁でも落丁でもないこういう本は,なんと呼べばよいんだろう。
これが価値のある切手だったりすると,お宝になるんだけど……。