<b>Right Stuffネタ再び</b>

JAXA宇宙航空研究開発機構)から配信されたメールマガジンを読んでいたら,Right Stuffに関する話題を見つけた。

アメリカの有人宇宙計画の始まりとなるマーキュリー計画の一員だったゴードン・クーパーさんが77歳で亡くなったという。オリジナル・セブンと呼ばれた第一期宇宙飛行士で健在なのは,あと三人になってしまったそうだ。
映画Right Stuffで,ゴードン・クーパーは単独飛行をした最後の宇宙飛行士として最後の最後に打ち上げられる。破天荒,かつちょっと生意気な人物として紹介されているが,「最高のパイロットはだれか?」と尋ねられたとき,航空機開発に命をかけた名もなき英雄たちについてまじめに語り出すシーンが印象的だった。
航空宇宙博物館には,実際に飛行したマーキュリー宇宙船が展示されているが,その小ささには驚かされた。スペースシャトルの事故のように,技術がどんなに進歩しても予想外の事態は発生する。ミサイルの先端に人が乗る場所をくくりつけたような宇宙船で打ち上げられるような強い信念をもつ人にはあこがれるばかりだ。
野口宇宙飛行士はスペースシャトルの次のミッションに搭乗すると思う。安全性がさらに強化されるとはいえ,命をかけることに違いはない。いつになるか,具体的な日にちはまだわからないけど,快適なフライトになることを願いたい。

追記:typoを修正