ゲーデル,フォン・ノイマン,アインシュタイン,オッペンハイマーといったプリンストン高等研究所の天才たちのどたばた。架空の話なんだけど,説得力のあるおもしろい本。天才たちの日常ってこんな感じだったのかなぁと想像するのが楽しい。
純粋科学に心酔する学者たちを相手に,フォン・ノイマンがコンピュータという工学的な機械の開発の承認を得ていくくだりが魅力的。“情報”というものをどのように認識するか,私自身が再認識した気がする。
この本『ケンブリッジ・クインテット』と同じ著者だと読み始めるまで気が付かなかった。あの本もおもしろかったのだった。
と,実は残り少しを読み切っちゃおうと思ったとき,手元にないことに気が付く。どこかに置き忘れてきちゃったらしい……。寝ぼけてる……。
本そのものも残念なんだけど,愛用してきたHohongaもロストしたのがちょっと痛い。
ほかのことを考えていると必ず何かロストする私。こればっかりはなんともならないんだろうなぁ。やれやれ。
ってことで,取り急ぎ購入。2007年の新色があったのでそれを入手したことで納得。
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