<b>蜘蛛の巣再び</b>

 立派に張られていた蜘蛛の巣。一昨日見たときには破壊されていた。人手によるものか,風にでもあおられたのか,残念だなぁと思って帰宅したら,せっせと蜘蛛が巣の修復を図っていた。
 しばらく眺めていたんだけど,細かい作業ばかりを繰り返していたので,まぁがんばれとこちらがギブアップする。縦糸を張る様子なんかを見たかったんだけど。
 今日,家に戻ったら,巣はすっかり修復されていた。先日の巣は,縦糸を軒先からガスメーターあたりまで延ばしたとても大きなものだった。今回は,軒先の蛍光灯を覆う程度の小さなものに仕上げられていた。学習したものか,本能によるものか。あの高さだと撤去を考えるまで人間の手にかかることはないだろうし,蛍光灯のひさしがあるから風に簡単に吹き飛ばされることもないだろう。
 おお。何か考えているみたいだなぁと歓声を上げてしまった。
 といっても,オーナーの蜘蛛は今日は留守。どこに行っちゃったんだろう。遠めでも体の大きさは2cmくらいには成長しているわけで,もう少し楽しませてくれるとうれしいのだけど。



 さぁ,追い込み。