旅先で読んでいた本の2冊目。日本惑星協会の的川さんのメールマガジンをまとめたもの。
1冊の本として読んでみると,メールマガジンって斜め読みだったり,読み飛ばしてしまっていることが多いのだなと実感した。まとまったボリュームになっていることも重要なのだろうけれど。
宇宙開発と教育にかける的川さんの熱意はすごい。一方で,組織のありかたなどに対する批判は的確だ。夢を語るだけじゃいけないかもしれないけど,夢を語ることで大きな目標をめざすというのは大切だなと思った。組織の話とか,自分がおかれている状況によく似ている気がして,自分なりにできることは何なのか,改めて考えさせられている。
ジャーナリズムに対する批判も辛らつ,かつ的を得た指摘が多い気がする。実際,今日帰還したスペースシャトルの扱いはもっともっと大きなものでよいんじゃないかと思ってみたりする。
ともあれ,宇宙やら技術やらに興味がある私。これからも私なりに楽しみ,私なりに応援させてもらいたいと思っている。
ボーダーを越えるしかけって作れないものかなぁ。
危機感や批判はたくさん耳にするけれど,前向きなその先の一歩を実現できればいいのだけれど。
送別会の日。気持ちは呑む気満々だったりするが,体の拒否反応がでないように用心しないと。