The Beach Boysの『Pet Sounds』の本。1枚のアルバムをテーマにこんなに書けるものなのかと感心する。私がラジオ少年だったころ,山下達郎がThe Beach Boysをよく取り上げていたと思うんだけど,その理由がわかる気がした。ブライアン・ウィルソンってすごい人だ。
『Pet Sounds』というアルバム,私には訳者あとがきに書いてあるような「おでんのちくわぶ」のようなものではないんだけど,味がわかるほど聴いていないということ。これから思いついたときに何回かは聴いてみよう。
ところどころ出てくる原文がなんかとっても奥深い。英語と読み比べてみたりすると,とっても勉強になる。そのあたりのあんばいはさすが村上さんだと思ってみたりした。ちょっとしたマイブームが訪れている昨今,目次にも反応している自分がいたりする。とりあえず,プロローグとエピローグを抜書き。
- Prologue: I know perfectly well I'm not where I should be...
- Epilogue: Maybe if we think and wish and hope and pray it might come true...
私には日本語でもこんなこと書けないけど。