今日中にやればいいやと思っていたら,夕方出かける用事ができた。残りも届かないしぶっちぎりでもしかたがない。
といっても少しは貯金しておこうと,殊勝にも早起きした。眠い目をこすってシャワーを浴びようとお湯を出した瞬間,ぴーぴー警報が鳴り出した。
あれ? うちかしらとシャワーを止めたが,警報は鳴り止まず……。
うーむ。もしかして火事とかだったらいやだなぁと家の外の様子を見ると,大家さんに鉢合わせした。
「起こしちゃったかしら。ごめんなさい。誤作動です」
やれやれ。ちょうど家賃を納めに行く日だったので,身支度を整えて大家さん宅を訪れる。
「原因がわかりました。お隣のガスヒーターの置いてある場所の関係で,火災報知機が熱を感知して……」
まぁしかたがないなぁとぼーっとしていたら,驚愕の発言。
「というわけで,報知器の電源を落としておきます」
いや。万が一の備えなわけで,それは本末転倒ではないのでしょうかと口にしてしまった。
大家さんも困り顔。これまで何度かあったようなんだけど,たまたま留守にしていたらしい。
寒いのはわかるけど,集合住宅なわけで。少しは周りに配慮する必要があるよねぇ。