<b>Finlandia</b>

シベリウス:作品集

 最近よく聴いていたりするシベリウスの交響詩「フィンランディア」。突然と頭に鳴り響くようになったので,音楽CDを入手した。
 実は,自分でもよくわからないフィンランドへの憧れっぽい感情があったりするのだけれど,この演奏を聴いて思い当たるふしがあることに気が付いた。
 この曲,子供のころにNHKの「名曲アルバム」で何度か聴いていたのだった(たしか10分番組)。で,この曲のもつ力強さとフィンランドという国の成り立ち,そして映像で観たヘルシンキの風景が私の記憶に鮮烈な印象を残していたのだ。
 帝政ロシアの圧政からの独立運動を象徴するこの曲。いまの私の気分にマッチしているのかしら(単純すぎるな)。


 ヘルシンキかもめ食堂を探しておにぎりをいただこう……,と妄想したこともあるんだけど,そんな矢先に知り合いがフィンランドを訪れていた。
 私的にはもう少しほかの国を歩いてからに足を向けてみたい国なのだった(なんか悔しい,という子供の発想)。