書店をふらついている探しているときに出合った本(残念ながら探している本はなかったのだけれど)。
ハリネズミというと社会人になりたての頃に何度か行った神楽坂の灰皿を思い出す(灰皿目当てに行ったこともあったような)。イラストに描くとハリネズミはとてもかわいい。
この本のハリネズミはとても心配性で想像力、というか妄想力がとても豊かで、そして孤独。帯の推薦文にもあるけれど、自分のことを見ているようだな、と思うのは私だけではないらしい。個人的にはカタツムリとカメのやり取りに共感していた。
最後にリスに会えてよかったね、というお話なわけだけど、「多くの言葉を交わさずにテーブルに向かいあって」座っていられるような関係っていいよなって思う。