課題図書の『かもめ』を読んで、久しぶりに読み直してみたくなった。チェーホフが新訳だったので、シェークスピアもまずは新訳を選んでみた。野村萬斎が演じるにあたって翻訳されたもの。一語一語吟味されているのがよくわかる。
私のハムレットデビューは小学六年のとき、江守徹の舞台をテレビで観たときだった。以来、何度か脚本を読んでみたり、学生時代に片岡孝夫版の舞台を観てみたりと、それなりに読み込んできているはず。オフィーリアというと、片岡版の太地喜和子が私の決定的なキャスティングだったりする。懐かしい思い出である。
改めて読み直してみると、前回読んだときよりも少し知識が補完されていて、あーそういうことだったのかというのをいくつか見つけた。
「かもめ」も「ハムレット」も評価の高い訳者の本を入手したので、そちらでも読み直してみましょ。