読書会の課題図書。東京大学でいちばん読まれた本、という帯のコピーはなるほどという感じ。
ヒューリスティクスに、という言葉は何年も前に聞いてからうまくとらえきれていなかったのだけれど、この本もカタカナでそのまま使われていた。訳語を決められないのだろうけれど、もう少し感覚的にできないものか。
経済というのが得意ではない私だが、バイアスのとらえ方がとても勉強になった。バイアスに振り回されてきたという経験がそう思わせるらしい。
なるべくバイアスをかけないように注意しているつもりだけれども、私はこの本で取り上げられる典型的な人間に属しているらしく、まあそんなものだろう。自分にミスリードされない程度にものごとを認識したいもの。
そうはいっても、私のシステム1はいろいろやらかしてくれる。落ち着かなきゃいけないな。