休暇の記録:出発

休暇をとって出かけることにした。冒険が足りていない昨今の私、久しぶりに一人で海外旅行をすることにした。

出発の日を狙うように凶悪な台風がやってきて、今回はだめかなと思っていたのだけれど、前日になって出発時刻を前倒しにするという連絡があり、半ばあきらめていた私は慌てて準備をすることに(前日のライブハウスも缶ビール1本で切り上げた)。

羽田空港に着けるかどうかも不安だったので、バスの始発で出発して、二子玉川駅から羽田行きのバスに乗り継いだ。「今日飛ぶんですか?」「信じて行くしかないんです」という会話が異常事態を示していたような。

ほとんどの便が欠航していた羽田空港は見たこともない静けさだったのだけど、国際線ターミナルにはそれなりの乗客が集まっていた。出発直前にパリ便の機長が天候、飛行ルート、シートベルトサインが消えるまでの予想時間などを丁寧に説明していて、それまではしゃいでいた女子学生(と思われる集団)も神妙な面持ちで聞き入っていたのが印象的。要はトイレに行っておこうね、ということだったわけだけど。館内のほかのところにも流れていたので、パリ便の機長が代表で説明したということかも知れない。プロだなと思った。

私が搭乗したのはロンドン行き。刻々と悪化する状況のなか、定刻よりもちょっと遅れて離陸。今回は窓際の座席になってしまったのだけど、いつまで雲の中にいるのだという感じ。雲が切れて眼下に海が見えたころには、すぐそこにロシアが確認できるとこまで到達していた。思っていたよりは揺れもなくて、パイロットの心意気を感じたような。ほとんど眠らずにいた私は、このあと食事をした直後に眠ってしまった。


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そのあとはごくごく普通にロンドンに到着。乗り継ぎの私はヒースロー空港で何度か迷いそうになったわけだけど、なんとか無事に今回の最初の目的地であるエジンバラに到着した。


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4度目の渡英。私のイギリス好きは『ドリトル先生』に起源があると思われる。予算の都合などもあるのだけど、結果的に今回はイギリス行きで決めてよかった気がする。

さすがにくたくたで、携帯電話を握り締めながら寝落ちしていた。