歯科治療にともなう腫れが少し落ち着いてきた気がしたので、散歩に出かけた休日の火曜日。上野は車を止めるのが困難だったので、目的地を切り替えて国立新美術館に足を運んでみることにした。
ブダペストの美術館には行ったことがあるので再会できる作品もあるかも知れない、と思っていたけれど、見たことあるかもというのはクラーナハなど数点だった。まぁ、上出来ではないかと思われる。
今回の展示内容は、オランダ、イタリア、スペイン、そしてハンガリーの作品をルネサンス期から20世紀に至るまで網羅したもの。自分の好みを探すにはいい感じの構成だったかも知れない。
私はといえば、スペインよりはイタリアの絵画が好きで、風景画といえば、やっぱりコローがいい。モネによる初期印象派の作品というのもとても素敵だった。ハンガリーのモナ・リザと呼ばれる「紫のドレスの夫人」の色使いはとても印象的だったけれど、個人的には「春 リッピヒ・イロナの肖像」に描かれた女性がとても魅力的だった。