『生物はウイルスが進化させた』

読書会の課題図書に選ばれた本。これまでの傾向からすると、ずいぶん振り切った選書だったりする。と、(理解の度合いは棚に上げて)サイエンス関連の本が好きな私は楽しく読んでいたりした。

巨大ウイルスの研究者による世界の最新研究の解説は、巨大ウイルスというキーワードを初めて聞いたレベルの私を引き込むには十分なほどの迫力があったりする。ウイルスは基本形は正二十面体なのか、とか、ページを繰るたびになるほど〜と思いながら読み進めていた。帯のコピーに「生命への見方ががらりと変わる!」とあるように、NHKスペシャルのような番組からそれなりに情報を得ているつもりの私の見方もずいぶん変わった気がする。とてもおもしろいし、たいへん興味深いので、武村さんの本はもう少し読んでみたい感じ。

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