『銀河ヒッチハイク・ガイド』シリーズ

私の仕事関連図書としていちばん引用されていると思われるのがダグラス・アダムスの『銀河ヒッチハイクハイク・ガイド』。目先の仕事でもやっぱり出てきた。わかりやすいのが「パニクるな」(DON'T PANIC!)なのだけれど、今回はどこからの引用かすぐにわからなかった。調べてみると、シリーズ5作目の『ほとんど無害』からだという。欧文のエピグラフの引用元はいろいろなサイトがあるので助かる。詳しいところでは、原著のページ数までひっかけられたりする。今回もお世話になった。

実は、このシリーズを通読したことがなくて、今後のためにもなるだろうと、ひととおり読んでみた。訳者あとがきにも出てくるのだけれど、熱狂的なSFファンとはいえない私には、ラブストーリーの要素が多い4作目『さよなら、いままで魚をありがとう』がよかったようだ。

イギリス英語らしい皮肉や冗談があちこちにあって、このシリーズの翻訳は大変だったろうなと思いながら楽しく読んでいた。原著で楽しめるくらいの実力をつけたいもの。

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