『昆虫の惑星』

昆虫の本を読んでいた。夏休みに虫とりに夢中になるタイプでもなく、テレビなどから得た知識くらいしか持ち合わせていない私には、とても興味深くて面白い内容だった。犬の散歩をしているときに、目の前に羽アリが着地して、おもむろに羽を切り離して歩き出す、という光景を目の当たりにして驚いた直後だったせいもあるかもしれない。いま住んでいるところの周辺ではアゲハ蝶を確認できたりもして、子どものころより昆虫観察の機会が増えていたもする。と、小学校低学年のときにモンシロチョウを探しにキャベツ畑の探検に行ったら土砂降りの雨となってしまい、ひと騒動起こした、ということがあったことを思い出した。

この本で特に面白かったのはヒトと昆虫の関係。昆虫のおかげで暮らしていけるのだな。昆虫をペットにすることでも幸福感や健康状態が上向くとか。この本ではコオロギセラピーが紹介されているが、私の実家ではスズムシが配布されていたりした。現在はどうなっているのやら。歳を重ねて行動範囲が狭くなったあたりで、コオロギとかスズムシのお世話になるのも悪くないかも知らない。

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