たまには読書の記録。
菊池信義さんの仕事をまとめた『装幀百花』。参加させてもらっている読書会の参考図書で文庫を手に取る機会がずいぶん増えている昨今だけど、講談社文芸文庫は少し縁遠い存在だったりする。改めて眺めてみると、その存在感に圧倒される。表1の配置はこうでなければならないという頑固な考え方を持っていた前職の恩師が存命だったら話がつきなかっただろう。
『哲学と宗教全史』は私のタイムラインで紹介されていて、系統立てて学び直してみようと思って入手したもの。450ページもあるが、それぞれがコンパクトに整理されていて、どこにいるのか見失うことなく読み進めた。読書ガイドにもなっていて、個人的にもう少し探ってみようと思う本を何冊もチェックすることになった。若いときにあればよかったなと思いつつ、情報量に圧倒されて途中で投げ出したかもしれない。これからの読書のよいガイドブックにはなりそう。索引がないのはちょっと不満だったりする。