週末の記録。シャンプーデーでわんこが一時預かりモードとなったので、飼い主は上野の国立西洋美術館に出かけた。開催予告を見かけたときから観にこようと決めていた。国立西洋美術館の内藤コレクションは、以前小企画展が開催されていたときにたまたま目にすることができて、個人的にずいぶん魅入られていた。「時禱書」が公開されていたときのことだ。あのときは、こういうコレクションがあるのかと盛り上がってしまい、実物を眺めるだけで精一杯となっていた。
今回の企画展は、聖書、詩編集、聖務日課、時祷書など、美しい写本が勢揃いとなっていて、見応えのあるものとなっている。字形はもとより、レイアウトや装飾のバリエーションを存分に楽しめた。初めてみる写本の中にミサ聖歌集という譜面が記されたものがあって、私の能力では音を紡ぎ出せないとはいえ、教会での聖歌を脳内再生しながら眺めていた。ところどころ単語がわかるとこをもあるとはいえ、書かれている内容を理解できないのだけれど、後で確認するとそのほとんどがラテン語なのだそうだ。文字面を眺めているだけで盛り上がれるのは私の性格。図録を見直すと印刷の際に飛んでしまっているものもあるが、フォーマットを決める罫線を確認できるのも実物を見られる魅力だったりする。
ミュージアムショップでは、写本リーフ作品選と写本カタログレゾネの両方を購入してしまった。相変わらずだ。写真撮影が許されていたのはとてもありがたいのだけど、展示内容のすべてを撮っている人にはちょっとがっかりした。シャッター音の出ないアプリを利用するくらいの配慮はほしいもの。




企画展の後はいつものように常設展を眺めに行った。新装国立西洋美術館で架かっている作品がかなり変わっていた。お気に入りの場所や新収蔵品を確認してみたり。版画素描展示室では、素敵なポスターに魅入られてみたり。うちにも架けたいものだ。

