士郎正宗の世界/海野十三と日本SF/世田谷文学館

わんこを預ける予定があったので、思い立って世田谷文学館に出かけた(6月12日のこと)。

士郎正宗さんの作品は昔から大好きで、原作はそこそこ読んできたし、アニメーションも何度も見返してセリフを記憶するほど(スイッチが入るとよくそのモードになるタイプだ)。展示されている原画や原稿をゆっくり眺めていた。これまであまり意識してこなかったのだけど、コミックの原稿からは写植のほとんどが剥がされていて、ちょっとびっくりしてみたり。

最近の作品はなんとなく見損なっているので、やっぱりちゃんと見なきゃと思った。

図録を買いに物販コーナーに行くと、ここに来られるのは一度だけです、買い忘れはありませんね、と念を押された。欲しいものがなかったとは言わないが、キリがなくなるのでぐっと我慢したのだった。

世田谷文学館では、ちょうど「海野十三と日本SF」という開館30周年のコレクション展が始まっていた。のんびりしすぎて行動時間の残りが少なくなっていたので、いそいそと回ることになった。海野十三に加えて手塚治虫安部公房筒井康隆らの資料も展示されていて、手書きの資料はいいものだなと思っていた。私的に盛り上がったのは、幼少期にそこそこ読み込んだ作家の一人である星新一の手書き原稿だったりする。『ボッコちゃん』の草稿などは目が離せない感じだった。

一緒に展示されていた自動からくり人形、ムットーニコレクションのデモも見られたのはラッキーだった。

わんこを迎えにいそいそと世田谷文学館を後にして、遠回りだけれども最短距離となる渋谷経由で帰宅した。京王線や渋谷の工事の進捗に感心することになったのだった。