読書会のメンバーに教えてもらった本。スペインのカスティーリャ王国のフロリダ探検隊に同行した(させられた)ムーア人の報告書から語られる冒険の顛末。冒険といっても基本的には征服が目的だったりするわけで、征服者たちの理屈は当時そういうものだったのだろうと想像しつつ、やっぱり征服者たちの考え方には納得できないなと思いながら読み進めることになった。支配される奴隷のほうも複雑な事情を抱えていたりして、奥行きの深い物語になっていると思った。
気がつくと、ここのところ支配される側の視点で描かれた物語が続けて読むことになっている。何かを考えてみたり観察してみたりするときには、さまざまな視点をもつことが重要なのだというのがよくわかった。
