進化する不可能立体錯視/明治大学博物館

だまし絵を見に明治大学に足を運んでみた。いちおう私の母校だけれど、きれいになる前に卒業しているので、ずいぶん印象が違うのはしかたがない。

錯視というのは数理科学の領域になるのか。といっても、エッシャーが好きなこともあり、単純に作品を楽しんでいた。動画を撮ればよかったのだけれど、軟体立体「右を向きたがる矢印」というのが、なるほどーという感じでとても好きだった。

3Dプリンターがあるからこういうのを作りやすいねと話している人がいたけれど、なるほどそういう一面もあるのかも。

明治大学博物館のある場所はかつて私たちが使っていた校舎があったところにある。指定の階に止まれないエレベーターがあったな、とか、しょうもないことをいくつか思い出した。

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ボストン美術館の至宝/東京都美術館

21時まで開館ということだったので、疲れ目を癒しに東京都美術館に足を運んでみた。

ボストン美術館って一度は行ってみたいところなのだけれど、今回はエジプト、東洋、西洋、現代美術と、ボストンに行った気になれる構成。ここの東洋コレクションはとても素敵なのだった。涅槃図もいいけれど、なんといっても九龍図鑑という龍の絵がよくて、しばらく見とれていた。

西洋絵画もあれこれ来ていて、ゴッホもモネもいいのだけれど、私的にはやっぱりコローが好き。アメリカ人の作家の作品は、生真面目な感じがでているものが選ばれているような。

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金曜夜の美術館。人も少なく、おしゃべりおばさまがいるわけでもなく、喧騒もなく、ゆったりした時間で気分転換ができたかと。

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それにしても、ボストンに行ってみたいものだ。

Kappan Tokyo, 2017

散歩の途中で寄ってみたのが、「活版Tokyo, 2017」。活版印刷に対するブームは一時的なものではないけれど、自分的に盛り上がっていることの一つに違いはない。

 

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友人は知っていたようだけれど、私にはとてもとても懐かしい人が出店していた。忘れられているかと思ったけれど、覚えていてくれたらしく、ありがたいかぎり。

 

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今後の活躍、期待しています。

ベルギー奇想の系譜/Bunkamura、北斎展/Parco Museum

三連休の日曜日、友人と都内をふらふら。当初、上野に行こうと言っていたのだけれど、やっぱり気が変わって、まずはBunkamuraのザ・ミュージアムの「ベルギー奇想の系譜」をのぞいてみた。

幻想的というか、ちょっとユーモラスというか、まぁ不思議な作品のオンパレード。といっても、暗示された内容は奥が深くて、夢に出てきそうな雰囲気だったりする。

逆さ吊りの骸骨の頭がティンパニーを叩くというシニカルなんだか馬鹿っぽいのかよくわからない作品が友人も私もとても好きだった。

これまで知らなかった作家を見つけたり、マグリットの世界観を見直したり、と私的には新発見もけっこうあったりした。

 

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絵画鑑賞の第二試合はParco Museumの「北斎展」。冨嶽三十六景に影響を受けたというエッフェル塔三十六景を眺めてみようという次第。お馴染みの作品が並ぶ中、「凱風快晴」の青擦りというのを初めて見た(記憶にないだけかも知れないけれど)。浮世絵ならではの別バージョンもけっこう素敵。

エッフェル塔三十六景は少ない色数をうまく使ってきれいに仕上がっていた。ノートルダム大聖堂から望むエッフェル塔の構図と似たような写真を私も撮影していたりして、まぁそうだよねと納得してみたり。

 

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寄り道したりしながらふらついたあとはベトナム料理でしめた。気候的にはほとんど同じなハノイを思い出しながら、牛肉のフォーを楽しんだ。

 

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暑い中、よく歩いた日曜日でした。

『車のいろは空のいろ 白いぼうし』『ちいちゃんのかげおくり』

活版印刷日月堂』に取り上げられていた、あまんきみこの本を読んでみた。姪への手みやげにしてみようというたくらみ。

ものを覚えるのがあまり得意ではない私だけれど、『白いぼうし』のことはしっかり記憶されているようだ。

 

「これは、レモンのにおいですか?」

  「いいえ、夏みかんですよ。」

 

「よかったね。」

  「よかったよ。」

 

話の内容はあいまいだったけれど、この会話を鮮明に覚えているのは、そのとき何かあったからかもしれない。って、それが何かは覚えていないのだけれど。

『ふかふかウサギ』を読み直したときにも思ったけれど、断片的とはいいながらもずいぶん昔に読んだ本の一節を覚えているというのは我ながら興味深い。

さて、姪は読んでくれるかしら。

 

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『活版印刷三日月堂 海からの手紙』

活版印刷日月堂』の第2弾。宿題に飽きて気分転換で読み始めたら最後まで読んでしまった。

何度応募してもいつも外れる活版のワークショップがあったりするのだけど、次は参加したいという思いがますます強くなった。そういう時代だったら私は活版職工になっていたかもしれないと妄想する。

素敵なお話でした。第3弾があればうれしい。

 

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アルチンボルド展/国立西洋美術館

都議選挙で外に出たので、国立西洋美術館に寄り道してアルチンボルドの絵を観てみた。ハプスブルク家にゆかりがあったりするのか。不思議な世界を支える基本がすごいのだな。ダ・ヴィンチの素描なんかもあって、イタリア芸術の奥深さに触れられた気がする。

寄せ絵といえば国芳を思い出すのだけれど、洒落っ気に関しては共通することが多いのかもしれない。

企画展を楽しんだあとは常設ものんびり眺めるというのが国立西洋美術館のコースなのだけれど、私のお気に入りのいくつかは外されていた。かなり変わった気がしたので、係員さんに聞いてみたところ、少しづつ変えているとのこと。友人のお気に入りである「嘆きの聖母」はお出かけ中だとか。常設の構成を再確認するのも美術館散歩の楽しみ方なのだな。

 

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