『数の女王』

読み始めると止まらなくなる川添さんの本。すべての著作を読んでいるわけではないが、読むたびにすごいなと思う。物語に織り込まれるさまざまな数に関する話題を確認しながら楽しく読んだ。未読のタイトルも要チェックだなぁ。

ブダペスト/国立新美術館

歯科治療にともなう腫れが少し落ち着いてきた気がしたので、散歩に出かけた休日の火曜日。上野は車を止めるのが困難だったので、目的地を切り替えて国立新美術館に足を運んでみることにした。 ブダペストの美術館には行ったことがあるので再会できる作品もあ…

『息吹』

そのうち読めばいいと思っていたテッド・チャンの『息吹』。昨年読んだ本のベストにあげている人が複数いることがわかったので、いそいそと読んでみた。評判どおりのおもしろい作品だった。時間の話、AIの話、多次元世界の話とどれもすごいなと思ったなかで…

『ライオンのおやつ』

小説を読みたくなって書店店頭で見つけた小川糸の本を読んだ。人生の最後の時間を描いた話だけれど、通勤の電車の中でほとんど読みきっていた。いつもなら気になる周りの音がほとんど気にならないくらい引き込まれていた。私が人生の最後に食べたくなる“おや…

『詳注アリス 完全決定版』

数学者マーティン・ガードナーによるキャロリアンのためのアリスの物語の徹底的な注釈書。『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』について微に入り細に入り徹底的に分析されている。おそれいりました。読みこなすには私の知識が浅いのがくやしいところ。 …

『三文オペラ』『母アンナの子連れ従軍日記』

読書会の準備でブレヒトの作品をもう2点ほど読んでみた。生きていた時代が違うとはいえ、私にはシェイクスピアの方がしっくりくる感じ。 とはいえ、実は舞台演劇が嫌いではない私は、どちらの作品もその世界に引き込んでくれた。 母アンナを読みながら、北村…

(秘)展/21_21 Design Sight

外出のついでに六本木まで足を伸ばした。選択肢が2つあったのだけど、今日は(秘)展をのぞいてみることに。メジャーなデザイナーや建築家のめったに見られないものの展示とあって、それなりの人出。 どれもこれもなるほどーと夢中になってしまい何回か他の人…

『活版印刷三日月堂 小さな折り紙』

三日月堂の最新刊が届いていたので、さっそく読んだ。前作がプロローグとすれば、この本はエピローグに当たるもの。今回も素敵な話だった。 中学受験の経験がある私、そういえば自分は何を考えていたのか、などということを思い出しながら読み進めていた。担…

『ガリレオの生涯』

年越しで読んでいた次回読書会の課題図書。翻訳者の解説/訳者あとがきが書かれたのが2012年ということで、テクノロジー批判に振れているのはしかたないかもしれないが、まぁいろいろ思うところはあった。 ブレヒトの脚本の展開は好き。舞台で見てみたい雰囲…

『本居宣長』

毎回苦労する読書会の課題図書。今回の選書は小林秀雄の「本居宣長』なのだった。 私がこの本を読みこなすには教養がなさすぎる。いちおう古事記は読んでいるけれども古事記伝をめくったことはないし、源氏物語を深く読み込んだこともない。 といっても、私…

電子楽器100年展/国立科学博物館

本日の延長戦は科博の「電子楽器100年展」。私の人生に多大な影響を与えたのが電子楽器でありMIDI規格であり、昨今ではテルミンのライブに行くことも多い私としては、のぞかないわけにはいかない。 という人は世に多いのか、マニアックな展示にもかかわらず…

コートールド美術館展/東京都博物館

出かける用事もあったので、上野の東京都美術館まで足を伸ばして、コートールド美術館展をのぞいてみた。ロンドンのコートールドギャラリーには行ったことがあって、たしか別の用事で寄った気もするけれど、来日中の作品の何点はすでにお目にかかっているか…

『活版印刷三日月堂 空色の冊子』

三日月堂の新刊が届いていたのでさっそく読んでみた。これまでのお話のプロローグを集めたような構成。最初から読み直してみたい雰囲気になっている。自分のことを反映しながら読んでしまうところもあったりして、なんかしみじみしてみたり。親不知の一本を…

四国お城巡り:丸亀城

お城ハンティング2日目。高知の朝市などを横目に、香川県をめざす。といっても、本日ものんびりな出発となったわけだけど。 高知から高速に乗って四国を南北に縦断する高速道路を利用すると、あっという間に香川に着く。トンネルの多いルートなので旧道を使…

四国お城巡り:宇和島城

現存12天守を訪れるという友人の趣味に同行して、金曜の最終便で松山に飛んだ。 松山城はすでに訪問済みなので、今回は宇和島城までドライブとなった。私の野望としては足摺岬に行きたかったのだけれど、おっとり出発だったため、宇和島到着はお昼前。 遠く…

印象派からその先へ/三菱一号館美術館

出かける用事があったので、丸の内の三菱一号館美術館まで足を伸ばしてみた。建材メーカーの吉野石膏によるフランス絵画のコレクション展。モネ、マネから、ルノワール、ピカソ、カンディンスキー、ミロ、シャガールまで、なんとも贅沢なラインアップで、す…

ハプスブルク展、ゴシック写本の小宇宙/国立西洋美術館

連休中日に国立西洋美術館に出かけていた。なんとなく午前中に出かけて大正解。人出は多かったけれど、まぁ許容範囲の混み具合だった。 ハプスブルク展はキラキラ好きな人たちが財宝前に群がるというわかりやすい雰囲気だった。私はといえば、ハプスブルク家…

『われはロボット』

ずっと待っている案件絡みで出てきたアシモフを再読していた。私はずっと「ロボット三原則」と認知してきていて、恥ずかしいことに「ロボット工学三原則」(Three Laws of Robotics)だったことを再認識した。何度か読んでいるのにアホな私だ。Wikipediaの英…

正倉院の世界/東京国立博物館

21時まで開館している金曜日の夜を狙ってトーハクに来ている正倉院のお宝を観に行ってきた。といっても、待ち時間40分。駆け足で回ることになってしまった。120分待ちのこともあるそうで、まぁ仕方ない。 私のお目当ては何と言っても五弦琵琶。ずいぶん昔にN…

休暇の記録:まとめ

昨日帰国して休暇もおしまい。 帰宅して洗濯機を回したところで寝落ちしていた。帰りの便の隣の人から風邪をもらってしまったような雰囲気だったので薬を飲んで安静にしていたらなんとか持ち直した雰囲気。とりあえず歯医者に行くところからリスタートとなっ…

休暇の記録:8日目

休暇も残りわずかとなり、さてどうしたものかと考えた末、本日はまずナショナルギャラリーをのぞいてみることにした。何点か見直して、そのからどこへ行くかまた考えようという感じ。 ナショナルギャラリーに足を運ぶのは3回目になるだろうか。わからなくな…

休暇の記録:7日目

ロンドンに着いて2日目。今日はカンタベリーに出かけてみることにした。ケンブリッジで英語の勉強をしているとき、週末になるとあちこち出歩いていたのだけど(家にいるなんてありえないよ、という家に滞在していたせいもあるけれど)、カテドラルがある、い…

休暇の記録:6日目

エディンバラのホテルをチェックアウトして、本日は移動の日。事前に切符を取っておこうかと思っていたが、よくわからないことが多くて面倒になりアプリでブックは取りやめ、窓口で買おうと思ったら新システム導入に伴い研修のためクローズ、というぐあいで…

休暇の記録:5日目

今日は今回の旅行の目的といってもよい「ロスリン礼拝堂」に足を伸ばしてみることにした。ロスリンを含むスコットランド、アイルランドの境目を周遊するツアーに参加しようと思ってみたものの、残念なことに催行されず。窓口のあんちゃんのOMGが印象的だった…

休暇の記録:4日目

今日はちょっとだけ早めにホテルを出て、ホリルード公園を散歩してみることにした。エディンバラ市街からほど近い丘である。Arthur's Seat,アーサー王の玉座と名付けられていたり。『地球の歩き方』によれば、ちょっとしたトレッキングコースかなと理解して…

休暇の記録:3日目

エジンバラ3日目。今日はいつものように博物館、美術館巡りにすることにした。 まずスコットランド国立博物館に開館直後に突撃した。さてどうしよう、やっぱりマップがあるといいなときょろきょろしていると、警備のおじさんが日本語版あるよと案内してくれ…

休暇の記録:2日目

エジンバラに着く、というのが今回の旅行の最大のミッションになってしまい、こちらで何をするか実は何も考えていなかった。一人旅のときはいつもそんなものだけれど。とはいえ、ラグビーワールドカップの大一番があるわけで、その気になったらどこかで試合…

休暇の記録:出発

休暇をとって出かけることにした。冒険が足りていない昨今の私、久しぶりに一人で海外旅行をすることにした。 出発の日を狙うように凶悪な台風がやってきて、今回はだめかなと思っていたのだけれど、前日になって出発時刻を前倒しにするという連絡があり、半…

『わたしを離さないで』

寝る前につらつら読んでいたカズオ・イシグロの小説。クローン技術が行き着いた先のことを想像したり、イギリスの風景を思い出したりしながらゆっくりゆっくり読み進めた雰囲気。こういうお話は嫌いじゃない。系統は違うけれど、ずいぶん昔に読んだ『グリフ…

『銀河ヒッチハイク・ガイド』

やりたいことがなかったわけでもないのだけど、家で本を読んでいた休日の月曜日。 最近の仕事で続けて出てきていて、みんな好きですねという会話があったりしたので、SFの古典を読み直してみた次第。そうそう、こういうお話だった。あまり深く考えず、楽しく…