少し時差ボケっぽい雰囲気もあるが、今日はサンティアゴの旧市街を少し散歩してみた。
市街の移動は地下鉄を使うことにして、まずはTarjeta bip!という交通系ICカードを入手するところからトライ。市街では英語がほとんど通じないので、販売機で何とかしたかったが現金を受け入れてくれなかったので窓口に行き、身振り手振り込みで何とか手に入れた。
旧市街の中心部まで行って、大統領府であるモネダ宮殿を経由してアルマス広場を目指す。ガードを上げて歩くものの、今日は何かの行事があるようで広場周辺は警備の警官がたくさん出ていて、ところどころ道路を封鎖していたりした。少し安心する。
アルマス広場に面しているメトロポリターナ大聖堂をまずは訪問した。歴史あるカテドラルで内部はとても荘厳な雰囲気なのだった。
すぐそばに国立歴史博物館があり、迷うことなく訪問する。カバンをロッカーにしまってくださいな、と、コインないよね、これを使ってね、という感じで基本的にみなさんとても親切なのがありがたい。カメラをカバンに入れっぱなしにしちゃったけれど。現在のチリが確立する様子の一端を垣間見たような。
スタバでひと休みして、と、英語が通じやすくてつい寄ってしまうのだけど、次に訪れたのは、やっぱりすぐ近くにあるプレコロンビア芸術博物館。中南米のヨーロッパ侵攻以前の文化を紹介するプライベートコレクションだそうだ。個人的にはこちらの方が関心が高くて、マヤ、インカなどなどのさまざまな文化の痕跡をゆっくり眺めた。マヤ文字などに興味を持ったのは子供の頃だったりして、語学力があればこっち方面に進んでいたかも知らない。インカのキープを見つけて一人で盛り上がっていたりして、コード化という意味では現在に繋がる根は案外共通しているのだな、と再認識した。
午後になると日差しが強くなり、気温も一気に上昇したので、早めの撤退を決断する。まだまだ長丁場なので、ホテルでぼんやりくらいがちょうどよい。ホテルの場所が意外と不便で余力がないとだめ、という事情もある。
