今日は一日スペイン語と英語のガイドによる混載ツアーに参加した。
▪️ラノララク
まず行ってくれたのがラノララク。イースター島を知ったときから憧れていたモアイが作られていたところだ。写真で何度も見てきた場所に来て、私は一人盛り上がっていた。放置されたモアイとか、製作途中の巨大なモアイとか、実際に自分の目で見ることができて幸せな気分になった。あちこちに切り出した痕跡が残っていて、もし作り続けられていたら、山の形が変わっていただろう。
今回の旅行は、ラノララクでモアイを相手にだるまさんが転んだをやって見たかったのだけど、動ける範囲が制限されていたのと、他のツアー客の手前、控えめに試してみたのだった。
▪️アフ・トンガリキ
次は、15体のモアイが並び立つアフ・トンガリキ。海を背にした姿は私にはやっぱりお馴染みのもの。津波にあって倒れてしまっていたのを日本の企業が再建したというのは有名な話だが、これをなぎ倒した津波の力を思い知ることになった。ガイドさんもその点を大いに強調していた。
▪️アフ・バイフ
続いては、巨大なモアイが倒されたままになっているアフ・バイフ。プカオ(帽子ではなく髷)がそのまま放置されていたりして、混乱期のイースター島の様子を垣間見る。すべて理解できたわけではないが、イースター島の歴史的な背景についてガイドさんが熱心に説明してくれた。ヘイエルダールの『アクアク』を少し読んでいてよかった。
▪️テ・ピト・クラ
遅いランチをはさんで、イースター島の起源に関連するテ・ピト・クラに行く。中央の丸い石を東西南北に小さな石が囲むという不思議な「光の石」と呼ばれる石がある。北はハワイ、西はポリネシア、東はチリを指すという具合いで、鹿島神宮の要石を思い出した。この石は磁気を帯びていて、コンパスの南北が狂うというデモを見せてくれた。不思議。
◾️アナケケビーチ
本日の最後は、アナケケビーチ。伝説の王が上陸したところだそうなのだけど、リゾート客相手のビーチとして整備されているところだ。ここにあるアフ・ナウナウにはプカオをもつモアイが並んでおり、奥には大きなモアイも立っている。モアイモアイでお腹いっぱいだったらしく、熱心に観察していたのは私くらいだったかも知れない。まあ、そうなるだろう。海に突撃して砂まみれになって帰ってきたお客さんがいたりした。
◾️夕飯などなど
混載ツアーの面白いところは、いろんな国の人たちと会えること。カナダから来たという女性が、英語とフランス語、スペイン語を使いこなしていて羨ましくなった。なんでもリタイアして世界中のあちこちに行っているとか。そんな感じに見えない若々しい人で、ちょっと憧れた。韓国から来たというカップルの写真を撮ってあげたら、日本語でお礼を言われてびっくり。あなたの英語で十分よと言ってもらったけど、私も頑張らなきゃだなと思った。
夕飯はちょっと気になっていた海鮮のレストランでセビチェを食べた。Sushi Rollなんかもあって、箸を使う。ツナかマヒマヒのどっちにする? と問われて、それはマヒマヒでしょうと答えると、パーフェクトな注文だと褒められた。とても美味しく食べたのだった。