忘れないように、金曜日のコンサートの記録。
フルオーケストラもいいけど比較的気軽に室内楽を聴いてみたいものだ、というのがきっかけで読響のアンサンブルシリーズというのを何回か聴いてきた。
今回は、シルヴァン・カンブルラン指揮による小編成オーケストラ。
このシリーズで使っている大手町のホールは主要な用途が講演会なのではないだろうかという感じで音楽を聴くにはちょっと厳しい環境だったりする。以前聴いたときに演者が可哀想だなという感想をもったこともあった。
さて、今回の選曲は、ロッシーニにウェーバー、それにモーツァルト。
最初はロッシーニの歌劇の序曲。ティンパニーとシンバルの軽快なリズムがとてもいい感じ。歌劇って手元に持っていないのだけど、これは復習したいなという雰囲気。
続いてウェーバーのクラリネット協奏曲。なんでクラリネットなのかなと思っていたのだけど、演奏が始まってその理由がわかった気がした。前に出てくるクラリネットがきれいに聞こえてとても素敵だった。
休憩をはさんで最後は、モーツァルトの交響曲40番。手元に持っているわけじゃないけれど、あーあれねなやつ。舞台の楽器の配置がちょっと変わっている気がしたのだけど、こっちも演奏が始まってその理由がわかった気がした。ヴァイオリンの響きがとにかくきれい。ホールが機能するとこうなのかとびっくりした。
コンダクターはきちんと計算していたのではないか。恐れ入りました。かっこいいです。フランス人らしい優美な演奏もとても素敵でした。なのであった。
コンサートのあと、バーバーバーで反すうしていたら、レアもの入手の呼び出しがあり地元で焼酎を美味しくいただいた。
丸西酒造にハズレなし。