フィレンツェに旅行に行くことになったときに予習しようと思って買っておいた本。と、それはもう1年近く前の話。まあ、フィレンツェの街並みを思い出しながらつらつら読んでいた。
原書を読みこなす自信はまったくないので、ドレの版画を眺めながら抄訳でその世界を味わうだけで今の私には十分な感じ。
ずいぶん前にドラマを観て、小川糸の原作であることを知り買っておいた本。内容をよく覚えていて、脚色でそう変えていたんだというのがよくわかった。ドラマもよかったけど、原作もとても素敵なお話。マニアではないが、文具好きで、そこそここだわってモノを選ぶ私の波長にもぴったりのストーリーだった。
今日もお休みの金曜日。お天気がよくないし家でぼんやりにしようかと思ったけれど、まあ出かけてみようと練馬区立美術館のポスターの展覧会に足を運んでみた。
レイモン・サヴィニャックというフランスを代表するポスター作家だそうで。作品を眺めたいると、これ知っているかもしれないというのをいくつかみつけた。原画とポスターの両方をかけているものが多数あって、なるほどこうなるよねという印刷の勉強にもなるかも。
作品はどれもとてもかわいい感じで、フランス、パリの雰囲気が堪能できる雰囲気。オフセットではなくて、リトグラフのポスターがとても素敵なのだった。
ポップで小洒落たポスターを家にかけてみたいと思っていたりもするので、手ごろな値段で入手できないかなぁ、とか考えながらのんびり眺めていた。
練馬区立美術館に来たのは何度目かなのだけれど、いつもセンスの良さが光っている気がする。楽しかった。
また図録を買ってしまった。