<b>マッハ10への挑戦</b>

現在のジェットエンジンとは抜本的に異なる方式のエンジンで飛行機を飛ばそうというNASAのX-34Aプロジェクト。なんとマッハ10に挑戦するという。

月への再訪,火星への挑戦を見据えて,こういった研究開発はNASAのミッションから外れていくそうなので,ぜひとも成功してもらいたいもの。

X-34Aが使うスクラムジェット・エンジン(超音速ラムジェット・エンジン)というのは,旅客機のエンジンだとよくわかる回転するファンを必要としない画期的なものだということを教育テレビの「サイエンス・アイ」で見たことがある。確か,日本人研究者がいたことを思い出した。

エンジンの燃焼試験の動画は見たことがあるが,その後どうなっているんだろう。気になる。

マッハへの挑戦といえば,先週衛星放送で「Right Stuff」がやっていた。何度観たかわからないのだが,やっぱり観て感動した。私にとって,あの映画の主人公は伝説のテストパイロットであるチャック・イェーガーである。
ワシントンの航空宇宙博物館に行ったとき,華やかに展示されるApollo計画の成果を横目に,天井に吊り下げられた「Bell X-1」(音速の壁を初めて破った飛行機)にただただ感動したのだった。