とりあえず1回くらいはコンプリートという経験をしてみようという話になり,時節柄七福神巡りをしてみることにした。
今日歩いてみたのは,谷中七福神。250年前くらいから続いているという江戸地方では由緒正しい札所巡り。
Wikipediaによると上野寛永寺の弁財天から田端東覚寺の福禄寿へと至る順番になっているが,本日はこれの逆ルートを辿ってみることに。まぁ,どちらからでもよいのだろうけれど。
歩き出したときにはちょっと寒いかなとも思ったが,きょろきょろしながら歩くこと2時間あまり。町並みとかちょっとした会話とか,下町情緒を感じるよい散歩になりました。
今回は,朱印用の版画台紙というのを入手してみた。
私の思い込みで,札所ごとに筆書きしてもらったうえで朱印を捺していただく(もしくは逆の手順で)と考えていたのだが,版画台紙というのは筆書きの部分もすでに刷り込まれていた。お参りして,ささっと朱印をいただくのであった。持参した朱印帳に朱印をいただいている人を横目に,私もそうすればよかったかなとちょっと考えた。といっても,版画台紙にはそれ相応の味というのもあったりするので,今回は十分満足する。
朱印帳を持参していたりもしたので,一巡したところで逆回りしてみようかとも一瞬考えたが,夕方になったのであっさり断念。
版画台紙と捺していただく朱印にはそれなりのお金を用意することになるが,札所ごとに用意されたスタンプを自分で捺して回っている人もいたりした。スタンプラリーではないかと思ってみたりしたけど,それもありというのが年始の七福神巡り。奥が深い(かしら?)。
七福神はそれぞれ特徴があって,眺めていてとっても楽しかった。個人的には,大黒天がお気に入りだったかも。食物・財福を司る大黒天。私らしいか……。