ルーブル美術館展 肖像芸術/国立新美術館

昼間の用事にちょっと疲れたので、気分転換に国立新美術館に寄ってみた。東京都美術館に行こうかと思ったのだけど閉館時間が早くて断念(金曜日だけではなくて、土曜日も少し遅くしてくれたらいいのに)。

ルーブル美術館は半日ずつ4日をかけて入れる部屋を歩いてみるという馬鹿なことをしたことがある。情報量が多すぎて頭がパンク状態になった旅行だった。

今回の展示は肖像に焦点を当てたもの。こうやって整理してくれるというのはありがたい。エジプト、ギリシア、ローマからアルチンボルドまで、見ごたえ十分だった。世界各地の特徴を比較できたりするのもとても楽しい。

この人現代人みたいできれいだな、というのが数点あるのだけど、実は男性だったりして私的には苦笑い。私が髪型に引きずられたのかも知れないし、今回は美少年に関心が高いキュレーターが作品を選んだのかも知れない。

もちろん女性の肖像画もいくつもあって、「スカヴロンスキー伯爵夫人」の愛らしさは誰もが認めるところではないかと思う。「この人かなりふくよかだね」という声も聞こえてきたけれど、家族をモデルにしたかもしれないというレンブラントの作品も心に残った。

キラキラの小品もあるので人が多くても仕方がないと思っていたのだが、案外人が少なくてゆっくり眺められたのが何よりもよかった。

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かなり寒かったし、サッカーのワールドカップも始まったことだし、その影響もあるのかしらね。夜の新国立美術館もいい感じ。

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