<b>わがタイプライターの物語</b>

わがタイプライターの物語

 分厚い本がなかなか読み進まないので,気分転換に読んでみた。
 PCとか携帯電話とかを簡単に着替えている私だが,道具に対する愛着は人一倍だったりして,タイプライターを愛するポール・オースターの気持ちがわかるような気がする。
 ずっと昔,古いコンピュータを古いカメラとか自動車を愛するように使えればいいですねなんて話をしたことがあったけど,コンピュータはそんな地位になることはない一蹴されたことを思い出した。
 新しい世界を見せてくれる新しい機械も好きだけど,手に馴染んだ古い機械はやっぱりかわいい。ま,おかげで狭い我が家はジャンクの山となっているわけだけど。