活字

『昨日の世界』『時代と世界』

なんとなく付け忘れていた読書会の課題図書と関連図書。 『昨日の世界』はツヴァイクの自伝。読書会では、その教養と人脈に圧倒される、やり切った人生だったのではないか、単なる自慢話ではないか、などなどの見解が披露され、そうだな、という感じだった。…

『ラオスにいったい何があるというんですか? 』

通勤の行き帰りに読んでいた本。タイトルのとおりなんだけど、実はラオスに行かないかと声がかかったことがある。数人の友人に声をかけた結果実現できなかったのだけれど、行ってみればよかったかも。と、あのときはホーチミンに行って楽しい経験ができたし…

 <b>村上春樹 雑文集</b>

村上春樹 雑文集 積んであった本の1冊。なんか読みたくなった。村上春樹と社会との距離感みたいなものが感じられて,小説を読んだときとは違う感覚になる。 巻末の和田誠さんと安西水丸さんの解説対談にも出てくるけど,Jazzをゆっくりのんびり聴きたくなる…

 <b>世界紛争地図</b>

世界紛争地図 角川SSC新書 ちょっと勉強したくなったので読んでみた。相変わらずの乱読。 俯瞰してみると世界には紛争でいっぱい。上っ面だけはそこそこ把握しているつもりだけれど,私の理解はまったくもって表面的なものだけ。もう少し世界に目を向けない…

 <b>iPadで現場を変える!</b>

iPadで現場を変える!―社員も顧客も喜ぶ業務革新[40事例] iPadを活用した業務システムの事例集。送っていただいたので読んでみた。 通勤途中の電車の中でiPadを開いている人を最近ちょこちょこ見かけるようになっているんだけど,iPadを仕事(や業務)…

 <b>787とA380の本</b>

エアバスA380まるごと解説 ジャンボジェットを超えるオール2階建て巨人機の開発から就航まで (サイエンス・アイ新書) ボーイング787まるごと解説 21世紀にふさわしいハイテク中型旅客機“ドリームライナー”の開発から就航まで (サイエンス・アイ新書) 最新型…

 <b>銃・病原菌・鉄</b>

銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 ちょっと古い本なんだけど,ずっと読みたいと思っていた本。なかなな集中できなくて,けっこう時間をかけてしまった。 地球サイズで俯瞰する人類の…

 <b>世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド</b>

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻 新装版 (新潮文庫 む 5-4) なぜか読みたくなって本棚から引っ張りだして十何年か振りに読み直した。箱入りハードカバー(この手の本はぜったい捨てられない)。 案の定,私の記憶はいい加減だった。そうそ…

 <b>中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか</b>

中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか (ディスカヴァー携書) 久しぶりに読書の記録。 「中国で最も有名な日本人」加藤嘉一さんが語る今日の中国という国。 中国のことをちょっと知りたかったので,ほかの本もチラ読みしてみたが,北京を拠点として,中…

 <b>ねむり</b>

ねむり 私は村上春樹の短編小説が好きだったりする。なぜかと尋ねられたこともあるが,それを語れるほどの言葉はもっていない。ただただ好きだったりする。 『ねむり』のオリジナルは『TVピープル』に所収されていたお話。『TVピープル』のことはそれなりに…

 <b>お家さん</b>

お家さん〈上〉 (新潮文庫) お家さん〈下〉 (新潮文庫) ときどき夕飯を食べている居酒屋さんで紹介してもらった本。 恥ずかしながら,戦前の日本に三井,三菱をしのぐ商社があったということを知らなかった。製糖,造船,海運など,今日の日本の基盤に大きな…

 <b>シンメトリーの地図帳</b>

シンメトリーの地図帳 (新潮クレスト・ブックス) 「シンメトリー」をめぐる数学者の冒険。難しいことはちっともわからないけれど,シンメトリーとは何かが少しはわかったような。無謀かなと思いつつ,ときどきこの種の本を手にとってしまうのは,私の変な癖…

 <b>ヌカカの結婚</b>(のiPhone版)

ヌカカの結婚―虫たちの不思議な性戦略 これおもしろいですよ,と教えてもらったお話。 可愛いイラストで遺伝にまつわるいろいろなことを教えてくれる。 私はiPhone版を入手したのだけど,ナレーションを切っていても十分楽しめる。 かなり前にほぼ日で紹介さ…

 <b>数えずの井戸</b>

数えずの井戸 久しぶりの京極夏彦。相変わらずのページ数に腰が引けていたんだけど,読み始めたら夢中になっていた。おもしろかった。 何かが欠けているとか,壊してしまえばよいという感覚って,胡乱な毎日を過ごしている私にはよくわかる。 面倒に巻き込ま…

 <b>羆撃ち</b>

羆撃ち 素晴らしいから読めと紹介された本。少し前から読み始めていたのだけど,後半止まらなくなり読了する。 猟師として生きてきた筆者の生き様の迫力に圧倒された。 いつも何も考えずに食べ物を食べているわけだけど,感謝しなければいけないなと思った。…

 <b>ロスト・シンボル</b>

ロスト・シンボル 上 ロスト・シンボル 下 書店店頭で見つけるまで,ダン・ブラウンの新作が出ると知らなかった体たらく。ダメ人間度を少し下げなければ。 ダン・ブラウンの本はやっぱりおもしろい。ぐいぐい引っ張ってくれる感じは大好きだったりする。突っ…

 <b>頭のいいiPhone「超」仕事術</b>

頭のいいiPhone「超」仕事術 iPhoneを使い出してそれなりに時間が経った。この手のデバイスに目がない私はそれなりに使っている。 といっても,次から次へといろんなアプリが出たりするので追いかけるのはちょっと面倒。 この本でとりあえず推奨される(?)…

 <b>マグネシウム文明論</b>

マグネシウム文明論 (PHP新書) ちょっとした課題のお題に地球温暖化問題を取り上げていたりする今日この頃。あちこちの記事を比較しながらそれなりに知識がたまってきているところ。 そんな折に紹介されたのがこの本。マグネシウムを主たる資源とすると環境…

 <b>黄昏</b>

黄昏 (ほぼ日ブックス) 面白いからぜひ読みなさいと勧められた本。 糸井さんと南さんの楽しい楽しい馬鹿話。こんなに楽しい対談集にはなかなかお目にかかれないかも。 私も歳をとったら,長い付き合いの友人とこんな話で盛り上がってみたいもの。 といっても…

 <b>タモリのTOKYO坂道美学入門</b>

タモリのTOKYO坂道美学入門 あれこれ余裕がないのと(酒を呑みすぎなのと),読んでいた本がなかなか進まないので,気分転換にざざっと読んだ。 この本は以前から気になっていたのだけど,「ブラタモリ」を機に入手してみた。 東京に坂道が多いことは実生活…

 <b>終の住処</b>

終の住処 読んでみた。 ひとつの段落がとてつもなく長いお話。あんまり好きではなかった。 といっても,ネガティブモードのときに自分が感じるような孤独感とか焦燥感とか,私的には痛いところをつかれているような変な感覚を覚えた。 まぁ,いろいろな局面…

 <b>コスモスの影にはいつも誰かが隠れている</b>

コスモスの影にはいつも誰かが隠れている 藤原さんの新刊。店頭で入手して一気に読んだ。この人の本を読むといつも何かが心に残る気がする。 フリーペーパーの連載に加えたそうで,さほど長くないひとつひとつの話の密度がとっても濃くなっているような。 旅…

 <b>告白</b>

告白 旅行中に読んでいた本のもう1冊。「2009年本屋大賞第1位」だそうで。 なんか破滅的なお話。元来破滅的な私だが,そこまでやるかぁって思ったりした。 読み終わったあと,なんともいやな気持ちになったけど,ぐいぐい引っ張っていく筆の力はすごいかも。…

 <b>鷺と雪</b>

鷺と雪 旅行中に読んでいた本。シリーズ第三弾だったんだ。 庶民にはあまりわからない世界の描写がなかなか味わい深かった。 ミステリーとしては私の想像をもう少し裏切ってほしかった感じ。 宝塚のような世界観が好きな人は楽しく読めるのかも。私はちょっ…

 <b>神の発明</b>

神の発明 カイエ・ソバージュ〈4〉 (講談社選書メチエ) あいだをかなりあけてしまったけど,カイエソバージュの4巻目。移動中にちょこちょこ読んでいたけど,今日一日かけて最初からしっかり読み直した。 中沢さんによる神々の基本構造。私には難しいところ…

 <b>仏像の本</b>

仏像の本 時間が中途半端になったので,めくっていたらおもしろくなって最後まで読んでしまった。今日は歴史の日。 見仏が好きだし,それなりに独学しているとはいえ,やっぱり断片的な私の知識の整理にはとってもいい感じの本。 仏像ガール しばらく見仏も…

 <b>古代エジプト入門</b>

古代エジプト入門 (岩波ジュニア新書) 下調べと復習を兼ねて読んでみた。といっても,断片的な知識ばかりの私には,古代エジプトの歴史を系統立てて整理するには最適な本となった。 エジプト文明の歴史をひとっ飛びって感じ。地名と場所はほぼ正確な場所が頭…

 <b>アポロ11号</b>

アポロ11号 月面着陸40周年に刊行されたアポロ11号の月探査計画の記録。 これまであまり見たことのない写真があったり,CGで再現された画像(LMから見た月面の様子とか)があったり,めくっているだけでもじゅうぶん楽しい。 Apollo Radioを聴きながらあれこ…

 <b>嫌な小説</b>

厭な小説 不幸で可哀相だけど,それってあなたが引き寄せちゃうのではないのか,というのは私と話をする人の多くがもつ感想。 そんな私にはぴったりだったNegative Thinkingなお話。 嫌だ嫌だ。 締め切り重なりすぎ……。 いらいらしてたら,肝心なときにまっ…

 <b>1Q84</b>

1Q84 BOOK 1 1Q84 BOOK 2 村上春樹の本を読むと,いつも自分が現実の世界から切り離されたような不思議な感覚になる。日ごろ見慣れた風景が出てくることもあり,すっかりその世界にとらわれた。 何があなたをそんなに引きつけるのかと問われたときにいつも言…