ちょっと古い本なんだけど,ずっと読みたいと思っていた本。なかなな集中できなくて,けっこう時間をかけてしまった。
地球サイズで俯瞰する人類の歴史。タイトルからある程度想像していたけど,とても深い考察である。
なぜヨーロッパ系の国家が世界を動かす大きな力をもったのか,なぜ中国ではなかったのか(様子は変わりつつあるのかも知れないけど)。なるほどねと納得させられる。
とても興味深いと思ったのが,穀物の栽培と家畜の飼育について。牛や豚や羊が家畜となったのに対して,シマウマやガゼルが家畜になっていないのはなぜか。これまで考えてみたこともなかった。
こういった大きな視点で根源的なことを考えるというのはとてもおもしろいことである。
また一つ重ねた。それなりにがんばらなくちゃ。