ちょっとしたきっかけがあって読んでみた。ツタンカーメン暗殺説。
筆者が入手できたレントゲン写真を元に,ツタンカーメンの最後が推理される。といっても,写真だけではなくで,当時のエジプトの状況とか,別の面からの分析も加えられていて,それなりに説得力がある。ツタンカーメンの人物像,伴侶であったアンクエスエンアメン,父親アクエンアテン,側近たちといった人物像がうまく描かれていると思う。
第十八王朝を中心としたエジプト入門という要素もふんだんにあって,とってもおもしろかった。
筆者ボブ・ブライアーはアメリカのエジプト研究(ミイラ研究)の大家だそうで。
という流れがあったので,録画しておいた「歴史大河4時間スペシャル」(のエジプトのところだけ)を見てみた。
ボブ・ブライアーに対して,こちらはザヒ・ハワーズ。大盤振る舞いでいろんなものを見せてくれた。
ちょっと胡散臭げなにおいを感じながらも,こちらはこちらで楽しむ(こちらもエジプト学の偉い人であることは間違いない)。解説はかなりだめだったけど(あーいうあおり方は好きじゃない)。
ザヒ・ハワーズの研究成果によれば,ツタンカーメンは感染症で亡くなったことになる。
- 歴史大河4時間スペシャル»日テレ
番組によると,今年から来年にかけて大発見の連続らしい。楽しみにしておく。
次はやっぱりエジプトかな……。