武富さんのお別れの会

先だって亡くなった日本ユニ・エージェンシーの武富義夫さんのお別れの会にお邪魔した。ユニにしろタトル・モリにしろ版権エージェンシーというのは直接かかわることが少ないのだけれど、日ごろとてもお世話になっていたりする。

私自身は直接お目にかかったことはないのだが、いただいた本を斜め読みしただけでもとても素敵な人だったのだな、というのがよくわかる。海外がとても遠い時期に本や音楽を私たちに紹介してれた先人のおかげで今の私があるのではないかと思ったりする。さまざまな情報が簡単に手に入る現在の状況は必ずしもベストではないかもしれないとか考えていた。

恩師を見つけたり、前の職場の版権担当さんに会ったりと、個人的には久しぶりな人たちとの会話に花が咲いた。仲良くさせてもらっていた版権担当の一人がユニに入っていて驚いた。世界は狭い。

フランクフルト、シカゴ、ニューヨークのブックフェアで仕事をご一緒した(といっても私は同行させてもらっただけだけれど)もう一人の先輩とは話題がつかなくて、終わったあとも盛り上がっていた。積もる話がちっとも減らない。再会を約束して解散とあいなった。完成したという黒檀のアロサウルスを見せていただきたいもの。

また飲みましょう。

 

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