読書家に教えてもらった別の本。ずいぶんユニークな選択だなと思っていたけれど、こういう本からも日ごろヒントを得ているのかと納得してみたり。
これまであまり光が当てられてきていないという戦術家の理論が語られるこの本、第1次大戦以降の機械化部隊をどのように活用、展開されてきたのかがなんとなくわかった。兵器の進化、情報戦など、さらに様相の異なる現代だけれど、指揮系統を無力化することによって勝利を勝ち取るというのは今も変わらない原則なのかもしれない。
「タンク」と「戦車」の使い分けがあいまいだったり、突っ込みどころが散見されるのだけど、今どきの新書はそういうものなのかも。