『息吹』

そのうち読めばいいと思っていたテッド・チャンの『息吹』。昨年読んだ本のベストにあげている人が複数いることがわかったので、いそいそと読んでみた。評判どおりのおもしろい作品だった。時間の話、AIの話、多次元世界の話とどれもすごいなと思ったなかでいちばん印象に残ったのは「息吹」だったりする。本のタイトルとなるのもなるほどと納得した。作品ノートによるとフィリップ・K・ディックロジャー・ペンローズに着想を得ているとか。ペンローズの『皇帝の新しい心』はいつか取り組んでみたい本の1つだったりするわけだけど、たどり着けるかどうか。

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