『現代語訳 論語と算盤』

「こんばんは、徳川家康です」という大河ドラマの演出のネタ元の1つかなという本。読書会のお題である孔子論語に向き合う文脈で読んでみた。あまり悩まずに読み通してみたかったので、現代語訳の方を選択。幕末、明治を生き抜いた渋沢栄一の言葉をいろいろ考えながら読み進めていた。

渋沢の言う国力、大国の定義からすると、昨今の私たちはどうすればよいのやら。などなど、連想やら妄想を繰り返すうちに湧き上がったおそろしい仮説に自分自身で驚いてみたりする。そもそも起業家タイプではないし、それなりに歳を重ねてきた私は、淡々とした日々を送れればまずはよしとしよう。

この本にも出てくる「仁義礼智忠信孝悌」、八徳というのは、思い返せば私が子どものころに夢中になった「新八犬伝」で覚えたもの(寿限無も同じころだったような)。無意識のうちに私に叩き込まれているのかもしれない。

f:id:cassini:20210508133611j:image